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「明日のお通夜、どうしても伺えない。せめてお悔やみの気持ちだけでも伝えたい……」——そんなときに頼りになるのが弔電(ちょうでん)です。この記事では、弔電の送り方・宛先・タイミング・忌み言葉のマナーと、すぐ使える文例、申し込み方法をわかりやすく解説します。
弔電とは|参列できないときのお悔やみ電報
弔電は、葬儀や通夜に参列できないときに、遺族へお悔やみの気持ちを届ける電報です。お悔やみの言葉を添えた台紙が式場に届きます。香典を郵送する場合と合わせて送るとより丁寧です。
弔電を送るタイミングと宛先
- タイミング:通夜・葬儀が始まる前までに届くよう手配します。訃報を受けたら早めに申し込みましょう。
- 宛先:式場(斎場)気付で、喪主のフルネーム宛に送ります。喪主がわからない場合は「故〇〇様 ご遺族様」とします。
宛名・敬称の書き方(故人の呼び方)
文中で故人を指すときは、喪主から見た続柄に応じた敬称を使います。
| 続柄 | 敬称 |
|---|---|
| 父 | ご尊父(そんぷ)様・お父様 |
| 母 | ご母堂(ぼどう)様・お母様 |
| 夫 | ご主人様・ご夫君様 |
| 妻 | ご令室(れいしつ)様・奥様 |
| 祖父母 | ご祖父様・ご祖母様 |
| 息子・娘 | ご子息様・ご令嬢様 |
弔電で避けたい「忌み言葉」
- 重ね言葉:「重ね重ね」「たびたび」「ますます」など(不幸が重なる連想)。
- 繰り返しの連想:「再び」「追って」「続いて」など。
- 直接的な表現:「死ぬ」「死亡」→「ご逝去」「ご永眠」に言い換えます。
- 数字の「四」「九」も避けるのが無難です。
弔電の文例
一般的な文例
「ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。安らかなご永眠をお祈りいたします。」
友人・知人のご家族への文例
「ご尊父様のご逝去を知り、驚いております。心よりお悔やみ申し上げますとともに、安らかなご永眠をお祈りいたします。」
ビジネス・会社関係の文例
「貴社〇〇様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。」
文章は150〜300字程度が目安です。長すぎず、お悔やみの気持ちを簡潔に伝えます。
弔電の料金相場|関係性別の目安
NTT西日本の電報コラムによると、弔電の料金は「台紙料金+メッセージ料」で構成されるのが基本です(メッセージ料込みの総額で表示されるサービスもあります)。同じ文面でも、選ぶ台紙のグレードによって総額が変わり、全体としては3,000〜5,000円程度が一般的な目安とされています。
| 関係性 | 相場の目安 |
|---|---|
| 友人・知人 | 3,000〜5,000円 |
| 上司・取引先など仕事関係 | 3,000〜5,000円 |
| 親戚・親族 | 3,000〜10,000円 |
故人と特に親しかった場合や、生前お世話になった場合は、相場より少し上の台紙を選ぶこともあります。シンプルなカードタイプは手頃な価格帯から用意されている一方、線香付きやプリザーブドフラワー付きの台紙には1万円を超えるものもあります。金額そのものより、お悔やみの気持ちが伝わることが大切です。関係の深さと予算に合わせて、無理のない範囲で選びましょう。
ケース別の送り方|会社関係・友人・家族葬
会社・取引先として送る場合
会社として送る場合は、差出人に会社名・部署名・役職を添えると、ご遺族がどなたからの弔電かひと目で分かります。社長名で送るのか、「営業部一同」のように部署単位で送るのかは、社内の慣例を確認してから手配すると安心です。文面は前述のビジネス向け文例が使えます。取引先の訃報では、葬儀の形式(一般葬か家族葬か)もあわせて確認しておきましょう。
友人・知人のご家族が亡くなった場合
友人のお父様が亡くなった場合は「ご尊父様」、お母様の場合は「ご母堂様」と、敬称表のとおり喪主から見た続柄の敬称を使います。宛名は友人本人ではなく喪主のフルネームにする点に注意してください(友人が喪主を務める場合はそのままで問題ありません)。また、日程の都合がついて参列できることになった場合は、喪服の準備も必要です。手元にない場合や急ぎの場合は喪服レンタルの比較ガイドも参考にしてください。
家族葬の場合
家族葬でも、案内に「弔電辞退」の記載がなければ、弔電を送ること自体は失礼にあたらないとされています。弔電は香典や供花と違って、ご遺族がお返しの品を用意する必要がなく、負担をかけにくい弔意の伝え方だからです。一方で、弔電辞退が明記されている場合は送るのを控え、葬儀後しばらくして落ち着いた頃に、お悔やみの手紙で気持ちを伝えるなどの方法にしましょう。判断に迷ったら、葬儀の案内をくれた方に確認するのが確実です。
弔電の申し込み方法と選び方
弔電は電話やインターネットの電報サービスから申し込めます。台紙(デザイン)や、線香・プリザーブドフラワー付きなど種類を選べるサービスが便利です。料金は「文字料金+台紙代」が基本で、台紙のグレードで変わります。
申し込みの流れ(インターネットの場合)
インターネットの電報サービスなら、次の流れで5〜10分ほどで手配できます。
- ①訃報の内容を確認する:通夜・葬儀の日時、式場の名前と住所、喪主のお名前(分からなければ「故〇〇様 ご遺族様」で送れます)
- ②お届け先と配達日時を指定する:式場気付で、通夜または葬儀の開始前に届くように指定します
- ③台紙を選ぶ:予算と関係性に合わせて選びます(迷ったらシンプルな弔事用台紙で問題ありません)
- ④文面を作る:用意されている文例をそのまま使うか、故人の敬称と忌み言葉に注意して整えます
- ⑤差出人を入力する:ご遺族に分かるよう、フルネーム(会社関係なら会社名・部署名も)を入れます
申し込みの締め切り時刻はサービスによって異なるため、お届け希望日の当日配達に対応しているかを申し込み画面で確認しましょう。
おすすめの電報サービス:VERY CARD
VERY CARDは、弔電・祝電に対応した電報サービスです。弔事向けの台紙の種類が豊富で、文例も用意されているため、急ぎのときでもインターネットから申し込みやすいのが特徴です。
よくある質問
Q. 弔電と香典は両方必要? 参列できない場合、弔電を送り、香典を郵送するとより丁寧です。香典の包み方は香典袋の書き方の記事を参考にしてください。
Q. 喪主の名前がわからない 「故〇〇様 ご遺族様」として式場宛に送れば問題ありません。
Q. 家族葬と聞いたら弔電は控えるべき? 案内に「弔電辞退」と明記されていなければ、送っても差し支えないとされています。辞退の案内がある場合は控え、後日お悔やみの手紙などで弔意を伝えましょう。
Q. 弔電をいただいたら、お返しは必要? 香典と違い、品物でのお返しは不要とされています。葬儀が終わったら、なるべく早めにお礼状を送るのが一般的です。
まとめ
- 弔電は通夜・葬儀の開始前までに、式場気付・喪主宛で送る
- 故人の敬称(ご尊父様・ご母堂様など)を正しく使う
- 「重ね重ね」などの忌み言葉を避ける
- 台紙や文例が選べる電報サービスを使うと手早く手配できる
- 料金は台紙+メッセージ料が基本で、3,000〜5,000円程度が目安
- 家族葬でも「弔電辞退」の案内がなければ送ってよい
- 迷ったら、葬儀の案内をくれた方に形式や辞退の有無を確認する
参考・出典
- NTT西日本「電報コラム(弔電の料金・マナー)」
- KDDIグループ でんぽっぽ「弔電の料金相場」
- 小さなお葬式「弔電のマナー解説コラム」
- 家族葬のファミーユ「家族葬と弔電のよくある質問」


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