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「来週は四十九日の法事。お供え物は何を持っていけばいい? のしはどう書く?」——案内をもらうたびに迷いますよね。この記事では、法事のお供え物の金額相場、定番の品物、避けたいタブー、掛け紙(のし)の書き方、当日の渡し方までをわかりやすく解説します。
法事にお供え物は必要?
法事のお供え物は、必ず持参しなければならないと決まっているわけではありません。ただし、施主(法要を主催する方)から「お気遣いなく」と事前に案内があった場合を除き、お供え物または「御供物料」(現金)を用意して伺うのが一般的な慣例です。
近年は品物の代わりに現金を「御供物料」として包む方も増えています。品物とどちらか一方を用意すれば十分で、両方を持参する必要はないとされることが多いです。地域や親族間の慣習によって考え方が異なるため、迷ったら年長の親族や施主側に確認しておくと安心です。
お供え物の金額相場
お供え物の相場は、香典(御仏前)を包むかどうかで変わります。葬儀社「小さなお葬式」の解説でも、品物のお供えは3,000〜5,000円程度が目安とされています。
| ケース | 金額の目安 |
|---|---|
| 香典(御仏前)と一緒に品物も持参する | 3,000〜5,000円程度 |
| 品物のみを持参する | 5,000円〜1万円程度 |
| 御供物料(現金)で包む | 5,000円〜1万円程度(会食に出席する場合は多めに) |
あまり高価すぎる品物は、かえって施主側のお返しの負担になってしまうことがあります。故人との関係や地域の慣習によっても幅があるため、上記はあくまで目安と考え、身の丈に合った範囲で選びましょう。
定番のお供え物5選|「五供」の考え方が基本
仏教のお供えには「五供(ごく)」という考え方があります。香(線香)・花・灯明(ろうそく)・浄水・飲食(おんじき)の5つで、これに沿った品物なら失礼にあたりません。また、食べたり使ったりして無くなる「消えもの」が好まれます。
1. お菓子(個包装で日持ちするもの)
お供え物の定番はお菓子です。法要後に親族で分け合うことも多いため、個包装で常温保存でき、日持ちするものを選びましょう。おせんべいやクッキー、焼き菓子の詰め合わせなどが選ばれています。夏場は溶けやすいチョコレートを避けるなど、季節への配慮もあると丁寧です。
2. 果物
りんごやメロン、梨などの丸い果物は「円=縁」に通じる縁起のよいお供えとされています。かごに盛られた詰め合わせも人気です。個数は割り切れない奇数で用意するのがよいとされます。
3. 線香・ろうそく
五供の「香」と「灯明」にあたる、昔ながらの定番です。日々のお参りで必ず使うものなので、いくつあっても困りません。香りが強すぎない上品なものを選びましょう。
4. お花
菊やユリ、トルコキキョウ、カーネーションなどが定番です。四十九日までは白を基調に、それ以降の法要では淡い色合いを加えても差し支えないとされています。トゲのあるバラや毒のある花は避けましょう。
5. 飲み物・乾物
缶ジュースのセットやお茶、そうめんなどの乾物も、日持ちして分けやすいお供えとして選ばれています。お酒は故人が好きだった場合に選ばれることもありますが、宗派やご家庭の考え方によっては好まれないこともあるため、事前に遺族へ確認すると安心です。
避けたいタブーの品物
次のような品物は、法事のお供えにはふさわしくないとされています。
- 肉・魚…殺生を連想させるため、仏教のお供えでは避けるのが基本です
- 日持ちしない生菓子…生クリームを使ったケーキなど傷みやすいものは施主の負担になります
- 香りの強すぎるもの…花や線香も含め、強い香りは場にそぐわないとされます
- トゲや毒のある花…バラやアザミなどは不向きです
- 「4」や「9」の個数…「死」「苦」を連想させるため避けましょう
掛け紙(のし)のマナー
お供え物には弔事用の掛け紙をかけます。水引は黒白または双銀の「結び切り」が基本です。西日本を中心に、地域や法要の回忌によっては黄白の水引が使われることもあります。包装紙の外側に掛け紙をかける「外のし」にすると、誰からのお供えかひと目でわかるため、法事では外のしが選ばれることが多いです。
表書きは上段中央に「御供」または「御供物」と書けば、時期を問わず使えます。現金で包む場合は、四十九日より前は「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」が一般的です(浄土真宗では時期を問わず「御仏前」を用います)。この違いは 御霊前と御仏前の違い の記事で詳しく解説しています。下段には贈り主の名前をフルネームで書きます。
当日の渡し方・郵送する場合
お供え物は、仏壇に直接供えるのではなく、会場で施主にご挨拶をするタイミングで手渡すのがマナーです。紙袋や風呂敷から品物を取り出し、表書きが相手の正面を向くように整えて、「御仏前にお供えください」と一言添えて渡しましょう。
法事に参列できず郵送する場合は、施主に事前に連絡したうえで、法要の2〜3日前までに届くように手配します。お詫びとお悔やみの気持ちを綴った手紙を添えると、より丁寧な印象になります。
ケース別のお供え物マナー
基本のマナーを押さえたら、あとは自分の立場や当日の状況に合わせて調整します。迷いやすい3つのケースをまとめました。
香典とお供え物を両方持参する場合
香典(御仏前)とお供え物は、どちらか一方を用意すれば十分とされることが多いものの、故人と特に親しかった場合や近しい親族として参列する場合には、両方を用意する方もいます。両方持参するときの品物は、高価になりすぎないよう3,000〜5,000円程度に抑えるとバランスがとれます。
なお、香典や御供物料の不祝儀袋は、そのままかばんに入れて持ち歩かず、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが丁寧な作法です。色は紺やグレーなど寒色系の無地(濃い紫は慶弔両用)を選びます。包み方は香典の袱紗(ふくさ)の包み方で詳しく解説しています。
会食(お斎)に参加する場合
法要後の会食(お斎)に参加する場合は、施主側に食事の負担がかかるため、御供物料や香典をやや多めに包む配慮が一般的です。会食の有無は案内状に書かれていることが多いので、出欠の返事とあわせて確認しておきましょう。
自分が施主・遺族側の場合
参列者からお供え物を受け取ったら、まず仏壇や祭壇にお供えし、法要が終わったあとに開けて参列者に配ったり、持ち帰ってもらったりすることが多いです。特に果物やお菓子は、その場で分けて持ち帰っていただくのが定番です。お供え物に個包装・小分けの品が好まれるのは、こうして後から皆で分けやすいからでもあります。
よくある質問
Q. 法事に参列できないとき、お供え物はいつまでに送ればいいですか?
A. 施主に事前に連絡したうえで、遅くとも法要の2〜3日前までに届くよう手配しましょう。直前に届くと準備で忙しい施主側の負担になるため、できれば1週間前ごろを目安に早めに送ると安心です。
Q. お供え物を自分で仏壇に供えてもいいですか?
A. 施主に断りなく自分で仏壇に供えるのはマナー違反とされています。お供え物は施主にご挨拶するタイミングで「御仏前にお供えください」と一言添えて手渡し、お供えするかどうかは施主側に委ねるのが作法です。
迷ったらギフト専門店で選ぶと安心
「結局どれを選べばいいかわからない」という方は、冠婚葬祭ギフトの専門店を利用するのがおすすめです。法事・法要向けのお供えギフトがまとまっており、弔事用の掛け紙や表書きにも対応してもらえるため、マナー面の心配がありません。
シャディギフトモール(お供えギフト対応)
老舗ギフト専門店のシャディでは、お供えに向いたお菓子や線香などを予算別に探せて、掛け紙・包装も注文時に指定できます。
シャディギフトモール(法事・法要のお供えギフトに対応)![]()
また、法事を主催する側でお返しの品を検討している方は、香典返しのマナー完全ガイドでカタログギフトなど人気の品物を紹介しています。あわせて参考にしてください。
まとめ
- お供え物は「消えもの」が基本。個包装で日持ちするお菓子や果物、線香・ろうそくが定番
- 相場は3,000〜5,000円程度(品物のみなら5,000円〜1万円程度)
- 肉・魚、日持ちしないもの、4・9の個数はタブー
- 掛け紙は黒白または双銀の結び切りで表書きは「御供」が無難
- 仏壇に直接供えず、施主に一言添えて手渡す
- 参列できないときは施主に連絡のうえ、遅くとも法要の2〜3日前までに届くよう手配する
お供え物のマナーは地域や宗派によって異なる場合があります。迷ったときは、ご親族や施主側に確認しながら、故人を偲ぶ気持ちを大切に準備してみてください。
参考・出典
- 小さなお葬式「法事にはお供え物が必要?お供えに最適な品物や相場、マナー」
- ライフドット「法事のお供え物は必要?適した品物や金額、マナー」
- イイハナ・ドットコム「法要・法事のお供え物はどうする?マナーや金額相場、おすすめの品物を紹介」
- 有限会社拓商「法要のお供え物マナーとは?送ってもいい?相場や選び方、良い品や当日渡すマナーも解説」


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